自己整体
ナイファンチ立ち15分
終了
だいぶん姿勢が変化してきた。
一部詰まるところがあるがこれが取れればいいんだけど。
さて、無想会の由来は2つ聞いた。
最初は、ナイファンチ立ちを1人道場で行っていると、頭がぼ~っとして何も考えなくなる。
2つ目は、若い頃から無念無想にあこがれ?のようなものを持っていた。
と言うことだった。
さて、さて、無想って何ですかね?
何も考えないって事ですが、
実際は組手の最中でも考えてしまうときがありますね。
考えてからでは遅いのですが、
実は私過去に無想ではないか?と言う体験がありました。
空手以外の師がいまして、
180センチの大きな方ですが、
当時で60歳を少し過ぎていたと思います。
その、集まりがありまして、
飲み会が終わりまして、
師もいい気分で両手をポケットに入れて歩いていたんですね。
私は師より少し前を歩いていました。
『あっ』
と言う声がありまして、
振り返ると師が躓いた瞬間だったのです。
ナイファンチでたとえるなら、ギリギリ倒れるくらいの角度でした。
その瞬間、走っていました。
私、走るの嫌いです。
気づくと師の胸に指が当たっていました。
ここで自分の意識を取り戻してしまったんですが、
周りの人がびっくりして、眼を丸くして
『なんや~今のは?めちゃくちゃ速かった~。』
と驚いていました。
このとき自分の中には『あっ』と思う瞬間もありませんでした。
おそらく『あっ』と思った時点で遅いと思います。
移動しているビジョンが少しだけ記憶にある。
それだけで、そこには思考がありませんでした。
おそらくは無想とはこの感覚だと思います。
不思議なことに師の胸に触れてしまったときにもう駄目なんですね。
不思議な体験でした。
ただ単に火事場の糞力のようなものかもしれませんが・・・。